私的3大ギタリスト ALLAN・HOLDSWORTH編 PART2
前回1月20日のブログでは、スーパーグループ「UK」からの脱退、ブルフォード参加後また脱退と自らのやりたい音楽のためには妥協しないホールズワースとの個人的な出会いを書いた。
その後ソロ活動と様々なミュージシャンとのセッションワークに至り、たびたび来日してくれて六本木ピットインで神業のような演奏を聞かせてくれた。
ただ今回はその前の、武者修行のような様々なグループへの参加を中心に書いていきたい。
まずは彼を一躍有名にしたソフトマシーンの8thアルバム「収束」(1975)への参加だ。
バンドは本作で一気にギターを中心にした楽曲に方向転換する。
またもや、ホールズワースはこの1作で脱退するのだが、ソフトマシーンはこの後ジョン・エサリッジというこれまた凄腕のギタリストを参加させ、この路線を継続するが、オリジナルメンバーのマイク・ラトリッジ(キーボード)は脱退する。
ちなみに脱退後も1981年ソフトマシーンのラストアルバム「LAND OF COCKAYNE」で1曲プレイしている。
更に2003年ソフトマシーンの元メンバーのヒュー・ホッパー(ベース)、エルトン・デイーン(サックス)、ジョン・マーシャル(ドラムス)が結成したソフトワークス(バンド名の使用権の関係から)に参加しアルバム「ABRACATABRA」を発表し、来日してくれた。
私も2003年8月の恵比寿ザ・ガーデンホールでのライブを堪能した。
話は戻るがソフトマシーン脱退後なんとトニー・ウイリアムス・ライフタイムに参加する。
そして「BELIEVE IT」(1975)を発表。
ホールズワースのギターとT・ウイリアムスのバトルが炸裂する。
次作ファンク色の強い「MILLION DOLLAR LEGS」(1976)を発表するが、脱退。
ちなみにT・ウイリアムス逝去(1997)後、10回忌に彼への追悼を込めてライフタイム時代の曲を中心にアラン・パスクァ(キーボード/元ライフタイム)らとライブを行い、DVD「ライブ・アット・ザ・ヨシズ」(2007)、ライブアルバム「BLUES FOR TONY」(2009)をリリースしている。
脱退理由の一つとして自らのリーダー作を製作しようとしたアランは、Aパスクァ、ナーラダ・マイケル・ウォルデン(ドラムス/元マハビシュ・オーケストラ)、アルフォンソ・ジョンソン(ベース/元ウェザーリポート)らとリハーサルを重ねレコーディングされた「ベルベット・ダークネス」(1976)が発売される。
発表と書かなかったのは、ホールズワースらが発表を承認しなかった?にもかかわらず発売されたもので、自らのディスコグラフィに加えていないからだ。
アルバムの出来は個人的には悪くないのではと思うが、本人のこだわりは半端ない。
まだ武者修行の旅は続く。
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