エンコルピオのブログ

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読書録 2024第4四半期(10月~12月)

エンコルピオ

暦の上では「立春」が過ぎたようだが、まだまだ寒い日が続く日々。
こんな時は温かいスペースで読書も悪くないのだが、布団に入って読んでいると段々と眠気が襲ってきて耐えられなくなる。
ふと目を覚ますと読んだ内容がうろ覚えで再度読み返す、何とも非効率な読書と苦笑する。


記載した本に関してはすべて「ブクログ」にコメントしたので、ここでは多くは記述しない。
また映画録とは異なり一定の基準を設けて厳選したものではない。
単純に期限を切って備忘のため記録している。


10月
アメリカ連邦最高裁判所 リンダ・グリーンハウス
わが投資術 市場は誰に微笑むか 清原達郎
カラ売り屋シリーズ マネーモンスター 黒木亮


11月
私と日産 巨大自動車産業の光と影 西川廣人 
神と人と言葉と 評伝 立花隆 武田徹
日本の中の中国 中島恵
経済評論家の父から息子への手紙 山崎元


12月
ワイルドランド アメリカを分断する「怒り」の源流 エヴァン・オズノス
「差別」のしくみ 木村草太
「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 上 ピーター・ゼイハン
シニアエコノミー~「老後不安」を乗り越える 大前研一
音楽映画ガイドele-king cine series ロックからソウル、ジャズまで伝記&ドキュメンタリー最新40選


10月
トランプ政権は1期から連邦最高裁のメンバーを徐々に保守化を進め、現在リベラル派との人員構成を6対3として、着々とかつてのリベラルな判決を覆している状況なのはわが国でも知られているところ、「アメリカ連邦最高裁判所」はコンパクトだが、その歴史から議会、大統領との関係(三権分立)を適切なエピソードと判例を通じて教えてくれるよくできた入門書だ。
「マネーモンスター」は、カラ売り屋を主人公に設定しながらも、内実は現実の経済や金融事件を参考にした小説で、楽しみながら知識を得ることが出来る。今回は特にスルガ銀行の不正融資事件を彷彿させる「地銀の狼」がエグイ。


11月
「私と日産 巨大自動車産業の光と影」は、現在の日産の凋落の一端が分かるような気がする。大企業ゆえの組織の肥大化と縄張り意識(部門最適意識)とコンプライアンス(本当の意味を理解していないのでは?)の欠如が恥ずかしい。
かつて日産がトヨタに匹敵していた時代にスカイラインを乗っていたことが思い出される。
「神と人と言葉と 評伝 立花隆」は、知の巨人(恥ずかしい言い方)と言われた立花隆についての本格的な評伝。よいしょ的な評伝ではないのは〇。脚光を浴びた田中角栄金脈報道についての記述が薄いのは物足りない。
「日本の中の中国」は、かつての出稼ぎから本国の共産党独裁政権を嫌って富裕層が移民してくる状況をビビッドに記述。
未来の日本(特に都市部)にどう影響していくか今後とも注目。


12月
「ワイルドランド アメリカを分断する「怒り」の源流(上)」は、中国に特派員としてアメリカを離れていた記者が、帰国して大きく変質した母国の状況を著者ゆかりのアメリカ3か所(シカゴ・ウエストヴァージニア州・コネチカット州グリニッジ)での取材から過去の記憶や歴史と対比させる。構造的な変化を具体的な庶民目線から描かれリアルに実感できる。
「「差別」のしくみ」は、昨今ダイバーシテイ(多様性)を考える上で、憲法学の観点からその前提ともなる平等に対する考え方の最新状況を知るため読んだ。アメリカ(多様性の本場)と日本(まだまだこれから)の歴史、法制度、判例など平易に記述されていて読みやすい。


記載した本はすべて図書館から借りた。感謝したい。

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