エンコルピオのブログ

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私的3大ギタリスト JEFF・BECK編

巷と言っても日本国内らしいが、3大ギタリストと言えば、エリック・クラプトン、ジェフベック、ジミー・ペイジの3人だそうだ。


3人ともヤードバーズというバンドに在籍していたことがあるという共通点は有名で恐らくそこからくくられたのだろう。


ただし、この3人がギタリストとして併存したわけではなく、クラプトン脱退後、ベックが加入し、一時期ペイジが同時期に加入するが基本ベース担当(時にツインリードギター)で、ベック脱退後ギター担当となる。


この時期の二人が在籍しているライブの様子を撮影した映画がある。
ミケランジェロ・アントニオーニ監督の「欲望(BLOWーUP)」(1967)で、2人がライブハウスでツインリードギターを演奏するシーンで大変珍しい。
更にベックはアンプの調子が悪くて不機嫌となってギターを破壊するというパフォーマンスをする。
これは監督の演出依頼からだそうで、当時ザ・フーのPタウンジェントがよくやっていたパフォーマンスを本人に依頼したが断られたという経緯があったそうだ。


壊されたギターのボトルネックを聴衆たちが奪い合う中で主人公が奪い取り、ライブハウスから逃げるように出ていく。
外に出ると、奪い取ったギターの残骸をゴミ箱に何気なく捨てる。
この一連の描写は以後アントニオーニ監督作品を多く見る強烈なきっかけとなった。


ちなみにこの映画の音楽担当はハービーハンコックで、アントニオーニ監督は後に「砂丘」(1970)でピンク・フロイドを起用している。


ちょっと脱線しすぎたが、私にとっての3大ギタリストの1人目はジェフ・ベックである。
クラプトンもペイジも好きなギタリストだが、3本の指には入らない。
特にペイジはレッド・ツェッペリンのジミーペイジであり、クラプトンのブルース色の濃い演奏はそれほど好みではないので。


ということでベックについてはまたの機会に詳述しましょう。