YES The CLASSIC TALES OF YES Tour 2024初日
9月16日(月)3連休の最終日に、友人とイエスのジャパンツアー初日に行ってきました。
2年ぶりの公演で、ハコは昭和女子大人見記念講堂でした。
東急田園都市線の三軒茶屋駅から500メートルほどで、昭和女子大学構内にあります。
駅を降りると男子トイレに中年以上の男たちが長蛇の列。
嫌な予感がします。
地下から出て246号沿いの歩道をテクテク歩こうとするとすごい数のおっさんの群れが渋谷方向へゆっくり歩いていきます。
初日はチケットがソールドアウトだったことを思い出し、人混みに圧倒されながら群れに入って無事講堂前に到着。
途中暑いのでファミマでお茶を買い、のどを潤したせいもあって講堂に入るとトイレを探します。
嫌な予感通り男子トイレには長蛇の列です。
もちろん駅よりも長い。
落ち着くと席を探し、既に友人が着席していて挨拶を交わします。
今回は彼にチケットを手配してもらったので感謝。
17時開演のほぼ定時から、お決まりの「火の鳥」から始まるかと思いきや、いつもと違います。
どっかで聞いたこともあるような気がしましたが思い出せません。
このクラシックをバックにメンバーが登場します。
オープンングはこのツアーで他国でも同様に「マシーン・メシア」でスタート。
いきなり重たいリズムとギターとキーボードのユニゾンが印象的なナンバー。
スティーブのギターとダウンズのシンセはオリジナルの演奏者なので、原音をほぼ忠実に再現。
いきなり10分ほどの曲でイエスワールドへ没入していきます。
次は「アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル」定番曲。
イエスの魅力の1つコーラスから始まる親しみやすいナンバー。
3曲目は本邦初演奏らしい「究極」でロックバンドらしいノリを続けます。
ただそんじょそこらのロックバンドと別格なのはスティーヴによるスティール・ギターでこの曲を押し通すすご技です。
スティール・ギターを左右に動かしてソロを弾くなんてありえない。
次は全曲の流れでロックンロールっぽいのですが,何の曲だかわかりません。
どっか聞いたことがあるような気はするのですが・・・。
後で調べたら、サイモンとガーファンクルの「アメリカ」の中盤から後半にかけての「Southern Solo」と呼ばれるインスト・パートでした。
次も古いナンバーで「時間と言葉」で、ジョン(アンダーソンではない)が丁寧に歌う。
次はスティーブのアコースティックギターとジョンのボーカルで始まる「世紀の曲り角」。
ジョンのボーカルの高音がきついかなと一瞬思う。
途中からシンセとコーラスが絡む。
更にピアノと持ち替えられたエレキギターのアンサンブルが絶妙。
更にシンセとギター更に打楽器(マレット?)加わり、感動的なクライマックスへ。
締めは再び持ち替えられたアコースティックギターで終わる。
複雑な原曲を再現し、演奏力に驚嘆しきり。
そして前半の締めは予想外に「シベリアン・カートゥル」で、当初のセットリストにはなかった。
変拍子の多い、イエスらしい曲で私のお気に入りの曲なので、原音を見事に再現しつつ、ライブのダイナミズムが凄くて脱帽。
興奮のまま途中休憩に入る。
トイレに行くこともなく、友人とライブの凄さに感動し合う。
当初は途中休憩がないのかと思ったが、やはりバンドメンバーの高齢や曲の難しさを考えると、当然かなと思う。
見る方も高齢になっているのだからちょうどいい塩梅だろう。
後半はドラマチックな風と雷と靴音の効果音からドラムの連打に始まる「南の空」から始まる。
ギターの速弾きからシンセ、リズム隊が続き、ピアノソロ、風の効果音、ピアノソロ、ドラムが加わりコーラスへ。
超複雑な構成で、コーラスしながらベースやギターを弾くメンバーの凄さ炸裂。
終わりかと静寂になりそうなところから再びギターとリズム隊、ボーカルの壮絶なバトルのような掛け合い。
そして風の効果音で静寂へ。
次はニューアルバムから「カット・フロム・ザ・スターズ」。
全曲が複雑な難曲なので、割と素直なリズムパターンに今風なシンセの味付け。
後半最後の曲は、注目の「海洋地形学の物語」ダイジェスト・メドレー。
原曲は4つの曲計80分の大作で、過去に「儀式」「神の啓示」がライブで再現されたことはあるが、4つを20分にアレンジしたのは初めての試み。
各曲の印象的なメロデイラインをうまくつないだ挑戦的ではあるが、原曲との対比では評価は難しい。あくまでダイジェストとしての入門編と考えるべきなのだと思う。
この後はアンコールで定番の「ラウンドアバウト」と「スターシップ・トゥルーパー」が演奏された。
この段階で客席は総立ちとなり、いわゆるロックコンサートぽくなる。
約2時間のライブ。
今やバンドのマエストロとしてスティーブハウは、77歳という年齢を忘れさせ熱演。
若手のビリーシャーウッドのベースソロでスポットライトが当たらないとスタッフに指示する気の配りようだ。
彼のバンド全体のバランスと音楽に対する真摯さがよく伝わるシーンだった。
できればスティーブが元気なうちに「リレイヤー」の完全再現で再来日してくれないかなと密かに祈った。
ライブがはねた後、三軒茶屋で友人と台湾飲茶を食しビールを飲みながらライブを語り合い、久しぶりの旧交を温めた。
以下当日のセットリストを記す。
<第1部>
オープニング:青少年のための管弦楽入門(Young Persons Guide To The Orchestra)
01. マシーン・メシア(Machine Messiah)『ドラマ』
02. アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル(I've Seen All Good People)『サード・アルバム』
03. 究極(Going For The One)『究極』
04. アメリカ(America)-Southern Solo- 『イエスタデイズ』
05. 時間と言葉(Time And A Word)『時間と言葉』
06. 世紀の曲り角(Turn Of The Century)『究極』
07. シベリアン・カートゥル(Siberian Khatru)『危機』
<第2部>
08. 南の空(South Side Of The Sky)『こわれもの』
09. カット・フロム・ザ・スターズ(Cut From The Stars)『ミラー・トゥ・ザ・スカイ』
10. 海洋地形学の物語ダイジェスト・メドレー(Tales From Topographic Oceans Medley)『海洋地形学の物語』
<アンコール>
11. ラウンドアバウト(Roundabout)『こわれもの』
12. スターシップ・トゥルーパー(Starship Trooper)『サード・アルバム』
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