エンコルピオのブログ

日々のあれこれと趣味のことを徒然なるままに記す

私の履歴書とすかいらーく

日経の最終面の片隅に「私の履歴書」というコーナーがある。各界の著名人に自らの生誕から現在に至るまでの経歴をひと月かけて連載する。


結構人気のあるコーナーのようで日経を購読以来(30年以上)継続している。


1年は12か月だから1年で12人の人物が自らの経歴を披露する。


もちろん人によって興味の対象でない場合もあるから、連載される人次第で読むかどうかを判断する。
ただその人自体に興味が当初なくても、その人が所属する組織や業界の一端をを知ったり、世間を騒がせた事件の顛末を知る興味から読むこともある。


自分が株式投資をする上で、参考になることもある。
会社の創業者や社長らの考えを聞くのはそれなりに参考になることもある。
ただやたらと自慢話をするようなもので辟易することもある。


このブログを書く上で参考になったこともある。
2011年11月27日付ブログ「ゾルゲとプーチン」で女優の岸恵子のそれを参照した。


コロナ禍になる頃から興味深く思った人は、スクラップにしてとってある。
(日経では単行本化しているようだが、全てではないようだ。)


その一つが2018年に連載されたすかいらーく創業者の横川竟(きわむ)氏だ。


すかいらーくはグループで全国に約3000店舗、売上年間3550億円を誇る外食産業の大手だ。
バーミヤンやジョナサンはお気に入りで、手頃な紹興酒と中華料理、パフェクラブ(今実施中の桃キュンパフェも美味しかった)に利用したりしている(先日ジョナサンで食べたトムヤンクン冷麺は美味しかった)。


ところで何故すかいらーくが企業名なのかと素朴に疑問に思っていたら、外食業の前身の食品卸会社「ことぶき食品」の1号店がひばりが丘ということとすかいらーく1号店が府中市でその市の鳥が「ひばり」ということから英語名で「スカイラーク(後にすかいらーく)」としたそうだ。


現在ではすかいらーくの創業者の横川4兄弟はグループの経営から離れている(これには同企業の再生計画をめぐるすったもんだが2008年にあった)が、現在のビジネスモデル(テーブルレストラン方式、セントラルキッチン、リース方式とか)に生かされている面も多く、創業者の苦労と知恵がつまったものとして企業研究の参考になる。


コロナ禍を経て外食の回復が徐々に表れ8月10日リリースのニュースで配当が上方修正されるようなので喜ばしい。
しばらく株式をキープしておこう。