エンコルピオのブログ

日々のあれこれと趣味のことを徒然なるままに記す

ラグビーワールドカップ2023 ベスト8入りならず

実は高校時代ラグビー部に所属していた。
ただ高校は田舎のいわゆる進学校なのでそれほど猛烈にやっていたわけではない。
ポジションはロックで、背の高いがっちりした日本人高校生だと即そのポジションにされる可能性が高い。


第1列のプロップ(プロップなんてレスラーや力士のような体格だ。進学校のラグビー部にそんな素材はほとんどいない。)はスクラムが崩れるとケガをすることが多い。
時にプロップがケガで試合に出られないとピンチヒッターをさせられることもあった。


これが嫌だった。
スクラムはラグビーの醍醐味なのはわかるが、実際相手のごつい男(デブが多い)とスクラムを組むと生理的に嫌悪感が先に立つ。
汗と熱気、口臭が入り交じった顔と顔が寄せ合う状態は逃げ出したくなる。
ノックオン(バックスの馬鹿野郎)で何度もスクラムを組むことになる試合は地獄だ。
こんな状態ではラグビーは無理だ。
第2列のロックならまだしも第1列は無理。
段々と部活から遠ざかり1年生の末には退部することになった(実際は幽霊部員扱いだったようだが)。


そんな私がラグビーワールドカップを語るのもおこがましいが、観客としてならいくらでも好きなことが言える。


ラグビーワールドカップ2023のベスト8入りをかけたアルゼンチン戦は、27対39の敗戦だった。


本大会は結局前回大会より戦力ダウン(高齢化と世代交代の遅れ)した中で、サモアにギリで勝てたものの、モールでの支配力のなさは結局最終戦までカバーできなかった(というかフォワードを中心としたパワーがなけりゃ苦戦するのは当然だが)。


スクラムはそれなりに対等に組めていたが、ラインアウトの獲得もむらがあり、タックルの強度も(規制の厳しさが影響したのか)今一つな印象だった。
良かったのはスタンドオフの松田のキックの成功率とレメキのトリッキーなプレイくらいか。


ジョセフヘッドコーチは本大会で退任だそうで、今後新しいHCが就任するのだろうが、もっとキックで陣地をゲインする戦略を是非加味してほしい。
4年後オーストラリアでの活躍を期待したい。