エンコルピオのブログ

日々のあれこれと趣味のことを徒然なるままに記す

プログレ5大バンドあれこれ ELP編

先日「プログレ4大バンドあれこれ」と言うタイトルでYESのことを書いたのだが、後で読み返しているうちに、あれ?4つでいいのかなと思い返した。


YES、KING・CRIMSON、PINK・FROYD、GENESIS、ELP


しまった、5大バンドじゃん!
確かに昔GENESISが日本ではファンがそれほど多くなくて、同格とされていない場合もあったのだが、今では同格とするのが定説になっているようだ。


このような錯誤に陥った原因は前述の事情とELPのうちEとLの二人が亡くなってしまい(2016年3月Kエマーソン、12月にGレイクが)新たな活動ができなくなって印象が薄くなったからと思った。


ELPは、他のバンドと異なりメンバー交代によって継続させるには余りにもELの存在が大きかった。
かつてPがカールパーマーではなくてコージーパウエルに変わってアルバムを出したときもあった。
その頃は既にELPの全盛期(タルカスやトリロジーの頃と思っている)を過ぎた時期なのでその交代は大きな変化をもたらすものではなかったが、従来のPの手数の多いドラミングとは違うなと思った。


1996年来日公演(これが最後の公演だった)で再結成したパフォーマンスを見ることが出来て、感動したのだが、唯一Eが律儀にハモンドオルガンを持ち出してナイフを突き刺すパフォーマンスをやることに一種の痛々しさを感じてしまった(もちろん期待しているファンも多いのかもしれないが)。


Kエマーソンの死が、自らの手の病気のせいで満足な演奏ができないことに悩んだ挙句の自殺だったことを聞いた時は、一見ワイルドなパフォーマンスをサービス精神でやりながらも秘められた繊細な感性の衰弱に限りない悲哀を感じた。


それでも彼らの残した素晴らしい作品は今でも私に力を与えてくれる。
感謝。