私的3大ギタリスト ALLAN・HOLDSWORTH編
先日私的3大ギタリストの1人目として、ジェフベックをブログに書いて2人目をそろそろ書こうかなと思っていた矢先、訃報が飛び込んできてショックを受けて追悼の意味を込めて続編を書きました(1月13日のブログ)。
付け加えると1999年「フーエルスツアー」の東京フォーラムのライブ後に立ち寄った店で、一杯やろうとした時に店の奥にCHARと仲間の方たちが飲んでいるのを見かけて、CHARもベックが好きなんだなと思ったものでした。
ラジオの坂崎幸之助の話によるとベックの自宅にCHARが招かれて延々とギグをしたそうですね。
さて本題のアランホールズワースは既に2017年に亡くなっています。
彼を知ったのは1978年は発売された「UK」の1stアルバムです。
当時ロンドンパンクムーブメントが華やかな時代で、従来からあるバンドはオールドウエーブとして否定されるような風潮がありました。
私もその当時いくつかのグループのアルバムを聞きましたが、単純な演奏とラフなボーカルにとても馴染めませんでした。
当時のイギリスの失業問題や不況が根底にある事は知識として理解したものの、リアルに理解できたわけでもなく純粋に音楽からオールドウエーブと呼ばれたバンドの方が好きだったのです。
UKは、1975年に解散したキングクリムゾンのリズム隊ジョンウエットン(ベース・ボーカル)とビルブルフォード(ドラム)に元ロキシーミュージックのエディジョブソン(キーボード・バイオリン)にアランホールズワースが参加して結成され、当時もスーパーグループと呼ばれていました。
この1stアルバムは最初に効いた時の完成度の高さと各メンバーの個性豊かさに圧倒されました。
特にホールズワースのギターの音色は今まで聞いたことのないようなユニークなもので、複雑な構成の曲を見事に表現した、異次元のギターサウンドでした。
ところがホールズワースは1stアルバム1枚でUKを抜けることになるのでした。
同時期ブルフォードもバンドの方向性の違いから脱退し、ホールズワースはブルフォードのバンドに一時期在籍していました。
ちなみにUKは2人が脱退後、テリーボジオが加入しトリオ編成で1979年2ndアルバムを発表します。
このアルバムもいいです。
その後、私はホールズワースの過去を遡り、彼の参加したバンドやソロワークの長い遍歴をたどり、同時に新しい活動をフォローすることになるのでした。
その話はまた次の機会に。
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