エンコルピオのブログ

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森田芳光 回顧

図書館に行くと、つい映画関係の置かれているコーナーで何か面白い本ないかと探してしまう。
そこで見つけたのが「森田芳光全映画」という553ページに及ぶ分厚い本だった。


森田監督は、1980年代自主製作映画畑からメジャーな映画業界に進出し、停滞していた邦画の世界で脚光を浴びていた。
特に「家族ゲーム」は話題を呼び、当時の国内の映画賞を総なめにしたように思う。


その本は森田監督に対する愛に満ちた本で、彼の作品を時系列に紹介しながら、森田監督夫人とラッパー宇多丸が当時の裏話やマニアックな視点を開陳していく興味深い本だが、では自分がどれだけ森田監督の作品を見たのか確認してみようと考えた。


カッコ内は公開ないし製作年、右の年は自分が見た年


の・ようなもの(1981)1982・2018(2回見たということ)
シブがき隊 ボーイズ&ガールズ(1982)1984
(本)噂のストリッパー(1982)2021
ピンクカット太く愛して深く愛して(1983)2022
家族ゲーム(1983)1984
ときめきに死す(1984)1985
メインテーマ(1984)1984
それから(1985)1998
そろばんずく(1986)1988
愛と平成の色男(1989)1990
(ハル)(1996)2015
失楽園(1998)1998
39刑法第三十九条(1999)2018
黒い家(1999)2018
模倣犯(2002)2003
間宮兄弟(2006)2008
椿三十郎(2007)2008
サウスバウンド(2007)2016
武士の家計簿(2010)2014
僕達急行 A列車で行こう(2011)2015


20本見ている。
結構見ているもんだ。
当たりはずれもあったけれど気になる監督だったことがこの結果からよくわかる。
自分なりの高評価作品は以下の通り。


家族ゲーム(1983)
(ハル)(1996)
武士の家計簿(2010)
サウスバウンド(2007)
僕達急行 A列車で行こう(2011)


見ていない作品は7本くらいある。
いずれ観てみたいな。


それにしても61歳は若いなあ。
邦画界には珍しいセンスをもった稀有な才能ある監督だったのに。
合掌