エンコルピオのブログ

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多様な働き方 日経オフィストレンド調査2022を見て

先日、日経のオフィストレンド調査2022というオンデマンドの映像コンテンツを見た。


社員100人以上の様々な業種の企業を対象にしたアンケートで、CBREが実施したものだ。


まず会社から週(5日勤務日として)何日出社することが求めているかが問われてた。


週に3日以上出社することが求められているのが全体の4割の会社が求めている。


それに対して実態として7割以上の社員が週に3日以上出社している。


つまり会社が求めている以上に社員は出社しているのが現状と言うことだ。


そしてなぜ出社するのかという問いに対しては(3つまで複数回答、上位3つを記載)


1.社内コミュニケーション・コラボレーション(異なる部署横断的)のため 30%
2.業務上オフィスワークが必須だから 30%
3.プリンター・モニター、デスクなど設備や備品を使用するため 25%


という回答があった。


但し、世代間別回答によると、1の回答は50代は35%だが、30代以下は25%となる。このギャップが何を意味するのか興味深いところだ。


更にオフィスに何を求めているのかを尋ねると今までの質問の回答とは異なる本音?が現れてきた。
換言すると社内コミュニケーションのためにオフィスの有用性は認めるが、今のオフィスには何が足りないと思うか?という質問だ(回答数制限なし)。


これに対しては、特にないという回答が3割以上でトップだが、


1.1人で電話やWEB会議ができるスぺース 
2.高度な集中を必要とする、1人で作業するスペース 
3.社内カフェやラウンジといった組織縦断的なコラボレーションのとれるスペース


1,2は在宅勤務ではカバーできない(スペースがない、邪魔が入る)ということなのだろう。
3は、まさに社内コミュニケーション(フェイストゥフェイス)及びそのステップアップしたコラボレーションをイメージしているのだろう。


ただ総括するとリモートワークでもこれらの不足が補え切れないのかは議論の余地があるところと思うが、職種によってより効率的・生産的なワーキングプレイスは多様でもあるから、この種のアンケート調査が今後も実施されて推移を分析されることを期待したい。