エンコルピオのブログ

日々のあれこれと趣味のことを徒然なるままに記す

GYAO ラストスパート! 市川崑再発見

GYAOの映画等配信サービスが今月末で終了ということで、感謝のブログを1月18日に書いた。
この時期、米国アカデミー賞やキネマ旬報ベストテンといった映画の祭典が行われることに合わせてGYAOも過去の受賞作(日本アカデミー賞や他の映画祭の受賞作も含む)を配信してくれる。
おかげで過去に見過ごした作品や知らなかった名作を見る機会を得られてありがたい。


更に大映特集を企画していて、自分の生前の作品を多く見る機会に恵まれた。


特に市川崑監督の実験的で独特なセンスあふれる野心的な作品群は大変魅力的です。
また女優の描き方が魅力的だ。


市川崑監督と言えば個人的には横溝正史原作の金田一耕助シリーズをリアルタイムで見ていて、横溝正史のおどろおどろしい世界観を巧みに描いた職人的な監督(特に角川映画というタイアップもあった)というイメージでしたが、そのイメージは狭い観方だったことを再認識しているところです。


いつのまにか私が見た日本の映画監督で黒澤明に次ぐ2番目に多い作品数になりました。


そもそも市川崑監督作品は70本以上あるので、まだまだ増えそうな気配です。
以下観た作品を記します(カッコ内は公開された年、見た年を右に記す。キネノートの記録による。)。



ビルマの竪琴(1956)2013
日本橋(1956)2023
満員電車(1957)2023
あなたと私の合言葉 さようなら、今日わ(1959)2023
鍵(1959)2023
女経(オムニバス第2話)(1960)2023
黒い十人の女(1961)2006
私は二歳(1962)1979
太平洋ひとりぼっち(1963)2023
吾輩は猫である(1975)1982
犬神家の一族(1976)1976
獄門島(1977)1982
悪魔の手毬歌(1977)1979
女王蜂(1978)1982
病院坂の首縊りの家(1979)1986
古都(1980)1980
幸福(1981)1985
細雪(1983)1985
ビルマの竪琴(1985)1985
竹取物語(1987)1990
四七人の刺客(1994)1997
どら平太(2000)2004
犬神家の一族(2006)2008
ユメ十夜 第二夜(オムニバス)(2006)2018


まだベスト5を選ぶには重要な作品を見ていないと思うので保留します。
ただ1950年代の作品は興味深いかなと思っています。