エンコルピオのブログ

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私的3大ギタリスト選考放浪記

 ジェフ・ベック、アラン・ホールズワースと私的3大ギタリストの二人まではブログに書いてきたが3人目の選考が結構難しい(楽しい悩みかもしれないが)。


過去のブログで私的3大ギタリストの条件として「フレーズと音色を聞いただけで誰のサウンドがわかること、LPやCDの所有数が多く、今までよく聞いてきた(ライブに行ったことも含む)ということ」と書いた(1月13日付)。


この要件に従い好きなギタリストについて書いてみよう。


まず「LPやCDの所有数が多い」という定量的、客観的な要件から考えるとパット・メセニーが挙げられます。


彼はパットメセニーグループ、ソロ、トリオやカルテットでの参加等多様な名義のアルバムを残していて、一時期はかなり入れ込んで聞いていました。


最初はPメセニーグループ名義の「Letter from home(1989)」での気持ちの良いサウンド(ブラジリアンテイスト含み)でありながら高度で正確な速弾きに衝撃を受けました。グループのキーボード担当ライル・メイズとの協業もバランスよく素晴らしいアルバムで今でも愛聴盤です。

次にソロ名義で「Bright size life(1975)」という初リーダー作は大好きなアルバムです。
トリオ編成でベースにジャコ・パストリアスを迎えています。
オープニングからシンプルな構成(ギター、ベース、ドラム)ゆえの音の粒立ちがはっきりしている簡潔でありながら饒舌という豊かなサウンドが広がります。


他にもジャック・ディジョネット名義で共同プロデュースの「Parallel Realities(1990)」、ゲイリー・バートン名義の「Reunion(1990)」もいいアルバム(主役を食っている)です。


彼の音色はジャズ系のなめらかでありながらドライなタッチの印象が残ります。多分彼の音色は聞けば彼だとわかるという意味での要件も満たしていると言えるでしょう。


ただ彼のライブを生で見たことはありません。


それと「 Secret Story(1992年)」というアルバムの大げさというか頭でっかちな(世の中的にはグラミー賞最優秀コンテンポラリー・ジャズ・パフォーマンスを受賞している)サウンドが好みではなかったので、それ以降以前ほど熱心なリスナーではなくなった。


ということで、また放浪記を次回続けることにしよう。