エンコルピオのブログ

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押井守50年50本を読んで

日経ビジネス(オンライン)を見ていたら、珍しく映画に関する記事があるなと思って読んだら押井守氏の記事だった。


独特な解釈とコメントは、興味深く読み印象に残る点も多かった。


押井守という人は今まで知らなかったが、昔見た「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の監督だということや知る人ぞ知る(当たり前だが)映画監督(ちなみに私は知らなかった)ということが検索から知った。


それが頭の片隅にあって、いつもの通り図書館の映画関連コーナーを彷徨っていると押井氏の本が陳列されていた。


タイトルは「映画 50年50本」。
1年に1本その年に公開された映画から選んでその作品並びにその監督や役者、更には自分の演出した作品に関連した事柄も交えて批評したものだ。


選ばれた作品は必ずしも該当年のベスト1に限らず、著者の偏愛するヴァンパイアものやアニメも多くある。
監督を語るためにあえて失敗作を選ぶ年もある。
ここら辺の考え方は押井氏のユニークさが迸る点でもある。
それでも製作された映画は鑑賞後も、その作品を考え批評することに意義があるという考えには共鳴するところもあって、楽しく読むことができた。


当該本に掲載された50年50本について自分が見たかどうかをチェックしたものを以下に記す。観たものは右に〇印をした。



1968 2001年宇宙の旅 〇
1968 ウエスタン
1969 ワイルドバンチ 〇
1970 ライアンの娘 〇
1971 わらの犬 〇
1972 ラストタンゴインパリ 〇
1973 映画に愛をこめて アメリカの夜 〇
1974 田園に死す 〇
1975 新幹線大爆破 〇
1976 タクシードライバー 〇
1977 戦争のはらわた 〇
1978 SF/ボディスナッチャー 〇
1979 ウォリアーズ
1980 戦争の犬たち
1981 劇場版あしたのジョー2
1982 ブレードランナー 〇
1983 ブルーサンダー 〇
1984 パリテキサス 〇
1985 ドレミファ娘の血が騒ぐ 〇
1986 ブルーベルベット 〇
1987 ニアダーク/月夜の出来事
1988 機動戦士ガンダム復讐のシャア
1989 その男、凶暴につき 
1990 トレマーズ
1991 ヨーロッパ
1992 レザボア・ドッグス
1993 アサシン暗殺者 〇
1994 インタビューウイズヴァンパイア 〇
1995 セブン 〇
1996 バウンド 〇
1997 LAコンフィデンシャル 〇
1998 ベイブ都会へ行く
1999 DEAD OR ALIVE犯罪者
2000 スナッチ 〇
2001 ブラックホークダウン 〇
2002 戦場のピアニスト 〇
2003 殺人の追憶 〇
2004 ボーンスプレマシー 〇
2005 宇宙戦争 〇 
2006 トゥモロー・ワールド 〇
2007 ノーカントリー
2008 ぼくのエリ200歳の少女
2009 ウオッチメン
2010 ザ・ウオーカー 〇
2011 ドライブ 〇
2012 ゼロダークサーテイ 〇
2013 オンリーゴッド
2014 フューリー  〇
2015 ボーダーライン
2016 ジェイソンボーン 〇
2017 シェイプオブウオーター


観てないもので面白そうなものは機会があれば観ようと思う。
1968年がなぜ2本あるのか知りたい人は本書を読んで見たらどうでしょう。