エンコルピオのブログ

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ちょっとショック!マルハニチロ株主優待廃止

 あれ?今年はマルハニチロ缶詰めセットが来ないなと思ったが、そう言えば申し込み用紙が入っていなかったことに今更ながら気つ”く。


ちょっと調べてみたら去年2022年3月末を最後に株主優待制度を廃止制度を廃止したとのことだった。


確かにマルハニチロからお知らせも去年の封筒に入っていて、2022年6月28日付「…株主の平等性確保の観点から、・・・公平な利益還元のあり方について・・・配当等による…直接的な利益還元を充実することがより適切と判断し、株主優待制度を廃止する…」


2014年4月にマルハニチロの株を買ったのは株主優待品の缶詰めセットに魅かれたからだ。
当初の詰め合わせにはカニ缶が2個以上?あったので、天津飯の好きな妻の関心を引くために配当金の利率は高くないが(株主優待品を換算して納得して)取得した。
ただ毎年少しずつ変化が生じ去年はカニ缶が1つ(あとはホタテ缶2つ、マグロ缶3つ)となっていた。


また、コロナ禍前は株主総会に幾度か出席してお土産も頂いて、個人株主に手厚い会社だなという印象だった。


残念ながら現在の株主優待制度を廃止して、配当で還元するというトレンドは大きな流れとなっている。


ただ株主平等原則という資本主義の大原則論を持ち出して、個人消費者でもある個人株主ファンを減らす効果を導くことがBtoCを大きなマーケットとする会社にとって良い結果になるのかどうかは今後の展開の推移(配当政策の実行も含め)を見守るしかない。


配当を重視するトレンドは個人株主でも始まっているし、昔からその方針で優待目当てなど邪道とまで断言する投資家もいる。
配当金を増やしてカニ缶を買えばいいというロジックでそれも一理ある。


現在株式市場も大きな転換期に来ていることは様々な制度改革や政府の政策からも感じ取れるが、個人的にはちょっと味気ない気もする。
そんな気もしただけのことかもしれないが・・・。