息子にどこのビールが1番好き？と聞かれたので「黒ラベル」かなと答える。

会社に入って若い頃からよく上司に連れて行ってもらった店に置かれたビールが「黒ラベル」一択だった。
店主の親父さん1人が基本切り盛りする店で、ビールは冷蔵庫から勝手に出して飲むスタイルのざっくばらんな店だった。

料理は中華料理だが店主のアイデアで和風な感じ（極端な時はウニをそのままだしてくれたりした）や洋風な感じもあって大いに楽しめたし、自分の未熟な舌を鍛えてもらったような気もする（大いなる錯覚かもしれないが）。
そこでまず黒ラベルは料理の邪魔をせずかといってビールのうまみも堪能できるバランスの良いビールだった。

その後アサヒがスーパードライやキリンが一番搾りを出したりとドライ戦争が活発な時期もあって、それぞれ美味しいと思った。

一方で今では大きなビール会社にとっては儲け口のプレミアムビールの世界も、サッポロがすでにエビスビールを出していて、目立たないがホップの独特な苦みと香ばしさが好きな人には根強いファンがいた。

とは言っても2022年のビール販売量のシェアは、アサヒが36.5％、キリンが35.7％、サントリーが16.2％、サッポロが11.6％だった。

私がビールをに見始めた頃はまだサッポロは3位だったが、今ではサントリーにも抜かれ、アサヒとキリンの戦いの蚊帳の外でわが道を行く風情だ。

それでも私はサッポロビールのファンであり個人株主でもある。

今年もビール詰め合わせセットが届き、早速楽しませてもらっている。
毎年サッポロセレクションという株主限定ビールが入っていて、今年は高級ワインで有名な（個人的には知らないけど）ニュージーランドネルソン地方で生まれたホップ「ネルソンソーヴィン」を使用したビールでちょっとベルギービール系を彷彿させる白ワインのような香りを楽しめる。

サッポロビールさんご馳走様。

息子と次女が父の日のプレゼントとしてサッポロビール園サマーピルスをくれた。
苦みが強くて好きな感じ。

子どもたちありがとう。