エンコルピオのブログ

日々のあれこれと趣味のことを徒然なるままに記す

大前研一氏の意見に賛同する

最近テレビを見ることがかなり少なくなった。
ニュースや天気予報を食事の時間に見るくらいで、見たいものはネットの方が気軽に見られる。
更にラジコのおかげで、ラジオを聴くことが多くなった。


旧態依然の機関としてNHKの存在が疑問に思っていた矢先、プレジデント・オンライン2月3日号の大前研一氏のNHKの受信料ひいてはNHKの在り方についての意見を読み、その意見に共鳴した。


その意見を要約すると、公共放送の第1の使命である報道に特化して正確、迅速に伝えることを最優先にすべきである。
大相撲、高校野球といったスポーツ番組と紅白、朝ドラ,大河ドラマといったエンタメ番組は、見たい者が受信料ではなく課金制をとって見ればいい。
また報道に特化した受信料は月100円程度がよい。


更に大前氏はEテレも公共性が高いので、そのままでいいと言われているがもっとレベルの高いものにすべきとも主張している。


しかし、ネットで教育に関わるコンテンツは多くあることから、公共放送の枠組みに残すことはないと思う。


もし公共放送の枠に残すとしたら、課金制として未成年の子供を持つ家庭には、登録させて無料開放すればいい。それは子供に対する予算から出せばいいことだ。


それ以外は大前氏の意見に全面的に賛同する。


金融資産が8674億円もあるのに(東洋経済新報1月28日記事)税負担もない特権体質。


今回民間(日銀→リコー)出身の稲葉氏がNHK会長に交代する際の記者会見で「公共的な使命感に基づいて制作に専念、まい進できる組織を作っていく」発言の意味をよく吟味して「デジタルの時代に合ったチャンネルや受信料の仕組みに変えていく」ことが望まれる。

極私的映画録タイムマシン 2020年下期

さてタイムマシンは2020年下期をめぐる。
バラエテイに富む作品が選出できた。
経済モノでは「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」であのマクドナルド創世期の裏話や争訟の話、「マージンコール」でリーマンショック時のリーマンブラザース崩壊の裏話、「ザ・サークル」はSNS企業を舞台として従業員のプライバシーを商業化する怖さを描いたもので純粋な経済モノとは異なるが今どきのGAFAMみたいな企業の在りようが描かれていて興味深い。


かつてトップスターだった役者が年齢や新しい役柄の挑戦として興味深かったのが、Aシュワルツネッガーの「アフターマス」、Rレッドフォードの「ランナウェイ 逃亡者」で、前者は飛行機事故で妻子を失った男がミスを犯した管制官と会社に徹底した謝罪要求を貫く話、後者はかつて極左組織に所属していた弁護士が過去を暴かれて逃亡する話、あの美男レッドフォードが皴まみれでも2枚目ぶるのが切なかった。


「蒼い衝動」は、私的には所謂珍品?の類の作品で、原作はアポリネールの「若きドン・ジュアンの冒険」で欧州ラテン系のあっけらかんに笑える作品でした。


選出基準はいつも通り必ずしも当該年に製作ないし公開されたものではなく、月間の最高点(但し71点以上、次点は70点以上)と評価したもの。
2020年は総本数130本の映画を見た(キネノートの記録による)。
2回目は☆印を付記した。


12月 ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016米)
   プリズナーズ(2013米)
(次点)プルーフ・オブ・ライフ(2000米)


11月 なし
(次点)アフターマス(2016米)
    ザ・サークル(2017米)


10月 それでも夜は明ける(2013英米)
(次点)ランナウェイ 逃亡者(2012米)


9月 アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男(2015独)
(次点)日日是好日(2018日本)
    キングダム 見えざる敵(2007米)
    マージンコール(2011米)
    最強のふたり(2011仏)


8月 否定と肯定(2016英米)
(次点)ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999英)☆


7月 なし
(次点)ツレがうつになりまして。(2011日本)
    蒼い衝動(1987仏伊)

年忘れにっぽんの歌とテレ東感謝

年末になると各局で年末モードの番組を放送し出すが、テレビ東京では大みそかに6時間の長尺で「年忘れにっぽんの歌」という特番をやる。


今年で56回目だそうで、今年は明治座でやるそうだ。
以前は中野サンプラザだったけど、そう言えば今年閉館したなと思い出した。
中野サンプラザは個人的に初めて外タレ公演(ジェネシス)を体験した会場だった。
1977年のことでまだ高校生だったな。
また一方で都内の再開発の波は大きいなと再認識する。


ところでこの番組は実は事前に録画されたものを編集して放送されるそうで今年は今週13日と14日に分けて行われる。


この特番の鑑賞にはテレビ東京の株主枠があって毎年応募している。
父親がその手の番組(懐かし系)を好むからだ。
今年は久しぶりに当選して鑑賞券の引換券が送られてきた。
父親に連絡すると喜んで翌日取りに来た。
ちょっとした親孝行が出来てよかった。


テレ東さんありがとう。